Ni-P + BN · 窒化ホウ素複合皮膜
接触面を、よりなめらかに。
低摩擦 · 自己潤滑 · 均一な被覆
ニッケル・リン母相に窒化ホウ素粒子を分散させ、摺動面に潤滑機能を付与します。耐摩耗性と耐食性のどちらを重視するかに応じて、リン含有量の異なる系を選択します。
01 / CHOOSE YOUR COATING
同じ BN 含有でも、重点は異なる。
摩耗、腐食、潤滑のニーズに応じてニッケル・リン母相を選び、実際の使用条件で性能を確認します。
低リン Ni-P + BN
耐摩耗性、硬さ、自己潤滑を重視。
優先して検討:接触摩耗と摺動特性中リン Ni-P + BN
耐摩耗性、耐食性、自己潤滑を両立。
優先して検討:機械的摩耗と環境媒体高リン Ni-P + BN
耐食性と自己潤滑を重視。
優先して検討:腐食媒体と潤滑のニーズ以上は当社資料に基づく定性的な方向性です。具体的なリン含有量、BN 含有量、各品番の性能範囲は個別に確認が必要です。
02 / SLIDING APPLICATIONS
「どう摺動するか」から始める。
相手材の組合せ、荷重、速度、潤滑方法を確認するほうが、摩擦係数1つを比べるよりも選定に役立ちます。
クリックで拡大 ⤢当社技術資料の画像
- ピストンと摺動ガイド
- 起動・停止時の摩擦、使用温度、潤滑の供給に注目し、実負荷下での接触面の摩擦と摩耗を評価します。
- 刃物と成形金型
- 接触する材料、表面の付着、使用温度に注目し、実際の部品に応じて膜厚と検証方法を決めます。
- 精密なはめあい面
- 穴、管路、複雑形状での膜厚分布、めっき後の寸法、粗さ、組立すきまに注目します。
03 / PERFORMANCE DATA
数値と条件をあわせて見る。
膜厚は当社の Ni-P + BN 製品資料の範囲の参考です。具体的な皮膜はワーク、リン含有量、BN 分散系に応じて選定します。
| 項目 | パラメータと条件 |
|---|---|
| 一般的な膜厚 | 5–60 μm実際の膜厚、均一性、はめあい寸法は具体的なワークに応じて確認します。 |
温度、素材、機能検証についての説明
| 項目 | パラメータと条件 |
|---|---|
| 使用温度 | 皮膜系、使用時間、雰囲気に応じて温度の上限を確認し、皮膜と素材の適合要件を検証します。 |
| 対象素材 | 当社資料には鋼、鋳鉄、銅合金、アルミニウム、チタンが記載されています。具体的な材質記号、前処理、密着力は部品ごとに確認します。 |
| 導電性と帯電防止 | 用途に導電性や帯電防止が関わる場合は、試験方法と指標を別途取り決める必要があります。 |
| 薬品と操作条件 | 選定したリン含有量と BN 分散系に応じて、該当プロセスの TDS / SDS をご請求ください。 |
04 / TECHNICAL IMAGES
皮膜構造と選定の方向性を、わかりやすく。
構造図は粒子の分布を示し、3種類の系を機能の重点で比較します。
クリックで拡大 ⤢実際の顕微鏡資料。BN 粒子が Ni-P 母相に分散しています。元の観察内容をそのまま掲載しています。
拡大表示 ↗3種類の窒化ホウ素複合皮膜 · 選定の方向性
| 皮膜の種類 | 低リン Ni-P + BN | 中リン Ni-P + BN | 高リン Ni-P + BN |
|---|---|---|---|
| 皮膜の特性 | 耐摩耗性が高い、高硬度、自己潤滑 | 耐摩耗性と耐食性を両立、自己潤滑 | 耐食性が高い、自己潤滑 |
各系の機能の重点は当社資料に基づき記載しています。摩擦、硬さ、使用温度は選定したプロセスと実際の使用条件で検証する必要があり、3種類の皮膜共通の保証ではありません。
クリックで拡大 ⤢当社資料の元写真。摺動部品への応用の方向性を示しています。
拡大表示 ↗使用条件をお知らせいただき、一緒に皮膜を確認しましょう。
加工評価には素材、主要寸法、相手材の組合せ、使用環境を、薬品選定には槽の規模、現行プロセス、生産タクトもお知らせください。
出典:当社の「窒化ホウ素 Ni-P+BN」製品ページと元の性能表、当社製品資料 ↗。2026-09-20 更新。
性能は資料上の参考値です。具体的なプロセス、素材、膜厚、試験条件が最終的な性能を決め、受入れ要件は部品ごとに確認します。